キーボードは剣よりも強し【東プレ REALFORCE】
紙媒体が少なくなり、文字を読む機会もどんどん減って、テキストで思い伝える時代がいよいよ最終章に近づいてきている気配すら感じる今日この頃ですが、やはり鋭く磨き上げられた言葉たちに心震わせることは、この先どんな時代になってもあり続けるだろうという確信に近い思いをもっています。
そんな前置きはさておき、今回購入したのはキーボード【東プレ REALFORCE】です。
【リアルフォース】は静電容量無接点方式という、いかにも難しそうな仕組みのキーボードで、詳しいことはよくわからないですが、とにかく気持ちいい打鍵感。
「いつまでも打ち続けていたい」そう思わせてくれるキータッチは、文字を打ちこむという所作自体に価値を見出すことができるキーボードだと、大げさに聞こえるかもしれませんがそんな感じです。
打鍵感を文章で伝えるのはむつかしいですが、あえて表現するなら、高級割烹の板さんが切れ味のいい包丁で新鮮なきゅうりを切っているような心地よい音と、ついついもっと押したくなる上品で心地よい『サコっ』というキーの感触。
文章にしてみたものの、こればっかりは実際に打ってみないとわからないと思うので、是非お近くの取扱店にて試し打ちしてください。
ちなみに私は某ヨドバシカメラにて2時間くらいは色々なキーボードを試し打ちした末に、これしかないという最終決断に至りました。
いままでMac信者だった私が使い続けてきた『Apple純正のキーボード』と『リアルフォース』は、例えるなら『ジェットストリーム』と『モンブラン』の違いに近い。
『Apple純正のキーボード』はペンに例えると、あの世界一書きやすいと称されるボールペン『三菱ジェットストリーム』のようでもあります。
書きやすさと無駄のないペンの走り、インクはなめらかで特に文字を書く上で問題はないのです。そうなんです。
それに対して『リアルフォース』を例えるなら『モンブランの万年筆』
書くことの意味を再認識させてくれるような書き心地、筆記具の最高峰とも言われる一生モノ代表の重厚感。
そうなんです。リアルフォースは、味わいと深みのある心地よいキータッチ、文字を打つことの喜びを感じさせてくれる一生を共にできるであろうキーボードなのです。
本体の重さも1.4kgとキーボードの重さにしては超ヘビー級で、価格相応の安定感です。
今回私が選んだのは有線USB接続、USキー配列、ブラック、テンキーのついたフルキーボードタイプ(R2S-US3-BK)です。
筐体&キー&印字すべてがブラックなのが、とってもクールで本当に気に入ってます。
https://www.realforce.co.jp/products/R2S-US-BK/US3.html
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まだ、使い始めて時間がたっていないですが、このキーボードで素敵なテキストが綴れそうな気がしています。